7 【元警察官が解説】古物商の帳簿・標識・営業の注意点まとめ
1. はじめに
古物商許可を取ったあと、「さて、何から始めればいいんだろう?」と思う人は多いです。
実は、許可を取った後にも守らないといけないルールがいくつかあります。
この記事では、元警察官で行政書士の立場から「古物商の実務で注意すべきこと」を分かりやすく解説します。
2. 営業を始める前に必要な準備
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標識の掲示:必ず見やすい場所に「○○県公安委員会許可 第●●号」を掲示
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帳簿の準備:古物台帳(紙・エクセル・クラウド型どれでも可)を用意
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仕入れルールの確認:相手の本人確認(免許証など)の義務を忘れずに
3. よくある違反事例
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帳簿未記入のまま放置 → 指導や罰則対象に
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ネット販売時の表示不備 → メルカリ・ヤフオク等で注意されるケース多数
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古物の範囲外と思い込み → 実は「新品でも古物扱い」の商品がある
4. 古物台帳の書き方のコツ
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仕入れ日・販売日・相手方の氏名住所・商品詳細を漏れなく記載
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複数仕入れたときは「一括記載」よりも個別記載の方がトラブル回避になる
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警察の臨店調査ではここが最初に見られる
5. ネット販売時の注意点
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「特定商取引法に基づく表示」との違いに注意
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オンラインショップ名と古物商標識の一致が必要
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ハンドメイド作品販売は古物に含まれないことが多いが「転売品」は要注意
6. まとめ
古物商は「許可が取れたらゴール」ではなく、むしろそこからがスタートです。
帳簿や標識は慣れてしまえば難しくありませんが、忘れると指導対象になることもあります。
不安な場合は専門家に相談して、安心してビジネスを進めましょう!
この記事を書いたのは↓
国の許可屋さん・西岡行政書士事務所
広島県広島市中区大手町4-6-22
TEL 090-8068-8527
国の許可屋さん・西岡行政書士事務所HP
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